時代に柔軟になれ。
こんにちは。ばたおです。
先に結論から言うと、時代に柔軟に対応していかないといずれ組織は滅びる。ということをお伝えします。
今回は、eSportsとスマブラ(任天堂の姿勢)を例にとって説明していきます。
eSportsとは
eSportsとは、エレクトロニック・スポーツの略称です。
カンタンに言うと、多人数対戦ゲームをスポーツとして捉えている感じです。
日本では遅れをとっているけど、海外では人気となっています。理由としては
・スポーツとして認知されていない。
・賞金などの法律上の問題が絡んでいる。
なんてところでしょうか。
スポーツは体を動かすことだ!とかで捉えている人も少なくありません。そんな中で、誰もが知るあの企業は、eSportsに力を入れ始めています。
そう。任天堂です。
任天堂は想像以上に力を入れている。
2019年10月13日、14日。任天堂のイベント「NintendoLive」が開催されました。
入場料は無料。来場者は最新のゲームソフトを遊べるというイベントです。しかし、これだけではありません。
ゲームの大会が開かれているんですよね。
スプラトゥーンはもちろん、大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALは世界規模の大会が行われていました。
僕もネット中継で見ていましたが、想像を超えた熱い展開が繰り広げられ、eSportsの熱さを再認識しました。
前置きは凄く長くなったけど、今回はスマブラとeSportsの観点を自分なりに考察してみました。
大乱闘スマッシュブラザーズとは
マリオやピカチュウなど、ゲームシリーズの枠を超えて集まる対戦型アクションゲームです。(最近では、コナミやセガといった他社とのコラボも盛んです。)
ゲーム自体のルールは、相手にダメージを与えて、画面外へ吹っ飛ばせば勝つ。
というシンプルなルールで、最新作、「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」は全世界で1500万本近い売り上げを記録しています。
そんなスマブラですが、スマブラの仕様とeSportsとの関連性を見ていきます。
今回のスマブラは、見栄えの良さをかなりゲームシステムに落とし込んでいると思いました。自分がそう感じた理由を書いていきます。
画像についてですが、任天堂のガイドラインにのっとり、ブログでの画像を投稿する行為は致しません。ご了承ください。
1.バトル展開が早い
バトルのテンポ感が早く、対戦の盛り上がりが強くなりました。
・ゲーム全体がスピードアップ。
・最後の切り札がスピーディーに。
・1on1のダメージ量が増加。
eSportsから見たら、テンポ感が早く、盛り上がる仕様になっているといえます。
プレイヤーが操作している時間が増えるのは、遊ぶ側も見る側も、盛り上がりますね。
ダメージ量が増加するのはテンポアップのため。ダメージ量が1.2倍されるとのことです。だから今作から蓄積ダメージが小数点になっているんですね。
小数点は、テンポ感を良くするために作られたシステムだと推測しています。
2.演出
ゲーム自体の見栄えや盛り上がりは、シリーズ最高だと僕は思います。
見栄えの例を挙げると、
・吹っ飛び方が凄く速い。
・強力な攻撃のヒット時にスロー演出が追加される。
・1on1で残りストック数がわかりやすくなる。
先ほどはゲームシステムでの見栄えの良さを載せていましたが、演出でも、負けていませんね!
ゲームの試合展開などがより分かりやすくなっていると感じました。
しかし、上記とはまた別で任天堂が最大限に力を入れているものがあります。
それは…対戦バランスです。
スマブラは総勢80体近くいるファイターがいます。彼らはそれぞれ個性豊かなワザを持っており、彼らの勝率をある程度揃えないといけません。
今回の対戦バランスは過去最高という声が上がっています。
ゲームが更新されるたびに、どのキャラに変更が入ったか?なども細かく記載されています。
任天堂は何を追求しているのか。
昔は任天堂はこういった事は書いていませんでした。しかし、時代が変わり世の中がeSportsを求めるようになり、任天堂も、時代に合わせるようになったのでしょうね。
任天堂は、ゲーム自体の面白さは変えていません。どちらかというと、従来の面白さに加えて、新しい体験を提供することを考えている会社だと思います。
新しい体験は、古いものでは新しい体験とは言いません。今世の中が求めているモノを敏感にキャッチして、それをどうゲームに落とし込むのかを考えているのでしょう。
古い考えを持つ人は、俺たちは変わらない。昔ながらの考え方で成功したから、これからも進めるんだ。なんていう人たちがいるかもしれません。
しかし、それは危険です。
顧客は古い体制・考えのままでいては、次第に飽きてきます。
新しい考えや文化を取り入れないと、これから先の時代は取り残されていきます。
自分が専門学校時代の教師に言われた言葉は、凄く心に残っています。
「俺はこう教えてるけど、もし違うぞ。って意見があったら教えてほしい。俺はそれを聞いて納得したら考えを変える。だからみんなも俺に教えてほしい。」
僕は、こういう考えを持ちたい。と強く感じました。
時代は常に変わっています。柔軟に対応できないものが見るのは、滅亡の末路なのかもしれませんね。